オフィス置き菓子

オフィスでお菓子を食べたいけど、買い置きがない。でもコンビニまで買いに行くのは面倒。そういうときってよくありますよね。オフィスに置き菓子が設置してあれば便利ではありませんか?買っておいたけど、とうとう食べなかったという心配など必要なく、食べたいときにその場で買えば良いのです。ただし、ついつい食べ過ぎるのは注意が必要ですけどね。

オフィス置き菓子とは?

オフィス置き菓子とは、職場にお菓子専用の箱を置き、食べるときに代金を入れて買い取るというビジネスです。お菓子の自動販売機のような感じですが、むしろ薬品会社が設置する救急箱に近いですね。火付け役は「オフィスグリコ」ですが、最近は菓子メーカー以外の企業も参入しているようです。代表的な参入メーカーは「ロッテ」「千趣会」「森永乳業」などです。


メーカーによる置き菓子競争

◆ロッテの置き菓子
「オアシスボックス」という名称です。100円、150円、200円などの種類に分かれています。1台につき月平均3,000円〜4,000円の利用を見込み、年間で4億円以上の売り上げを目指すとのことです。

◆千趣会の置き菓子
「ちょこたべBOX」という名称です。菓子メーカーでないことが千趣会の強みで、クッキーやせんべい以外にもカップ麺などのニーズにも応えることができます。

◆森永乳業の置き菓子 専用の冷蔵庫を設置しているのが特徴です。プリン・ヨーグルト・カフェラテ・牛乳などの商品でサービスを行っています。コンビニで売っていない商品を設置するなどの差別化をはかっています。

利用者は男性が多い?

この置き菓子、OLに大人気かと思いきや、意外に購入するのは男性が多いというのが驚きです。グリコの調べによると、購入する人の7割が男性ということ。「仕事の合間に甘いもので脳をリフレッシュできる」「コンビニで買うのが恥ずかしい」「残業時に買いに行くのが面倒」などの声が挙がっていて、ビジネスマンにうけていることがよくわかります。たしかにオフィスでお菓子というのは女性のイメージが強く、お菓子を食べる女性はマメに買い置きしていたりしますね。「そこまでしないとお菓子を食べない」人をターゲットにしたのは、非常によく考えられたアイデアだと思います。